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【プロフェッショナル対談】信頼と信用と…
メンテナンスの先にあるもの

約43,400台(2018年3月末時点)のエレベーターのメンテナンスを手掛けるジャパンエレベーターサービス(JES)の創業者で会長兼社長CEOの石田克史と、Jリーグの最年長サッカー選手として横浜FCで現役を続けるキング・カズこと三浦知良選手。継続させることの重要性や大変さを知る両者による、“メンテナンス”をキーワードにした対談が実現した。

日本のエレベーターは安全
それを実感できる万全の体制

横浜FC 三浦知良

横浜FC 三浦知良

1967年生まれ、静岡県出身。ポジションはフォワード(FW)。2006年より横浜FCに所属。最年長プロサッカー選手であると同時に、Jリーグ発足当時からプレーを続ける唯一の現役選手として活躍中。

石田当社の「JES Innovation Center(通称JIC)」をご覧いただきましたが、いかがでしたか?

三浦知良高層ビルはもちろん、5、6階のビル、いや3階建ての建物でも、いまやエレベーターは必要不可欠なものですよね。それだけエレベーターは僕たちの生活の中に浸透していて、無意識に利用しています。だけど、それって日本のエレベーターは安全という信頼があるからですよね。

JICでしっかり動作テストを行っていたり、コントロールセンターで大勢のスタッフさんが常時対応したりしている様子を見て、改めて、エレベーターを使用する人の安全がJESで担保されているんだと感じました。

横浜FC 三浦知良

横浜FC 三浦知良

1967年生まれ、静岡県出身。ポジションはフォワード(FW)。2006年より横浜FCに所属。最年長プロサッカー選手であると同時に、Jリーグ発足当時からプレーを続ける唯一の現役選手として活躍中。

石田ありがとうございます。当社は1994年の創業以来、エレベーターのメンテナンス事業をメインに行ってきました。そして、人・モノ・サービスのさらなるレベルアップのため、2017年10月にJICを完成させました。

JICには、独立系エレベーターメンテナンス会社では初となる高層テストタワー内に、計4台のエレベーターを備えており、何千時間、何万時間の検証を行うことが可能です。これらのエレベーターでは、各エレベーターメーカーに対応した制御盤の開発や、現場で点検や修理、メンテナンス作業にあたるエンジニアの育成も行っています。

また、いざというときに対応するコントロールセンターには、非常用発電、太陽光発電、電源車による電力供給システムを設置。もし災害による停電が発生してもコントロールセンターは生きているので、万が一のときでもお客様からの要請に応えられるようになりました。

三浦知良僕が80年代に単身ブラジルに渡って、帰国したのは1990年。1993年にJリーグがスタートしますが、前年の1992年にはアジアカップがありました。このころから日本のサッカー界は急速に伸びていき、僕自身もそれとともに成長していったわけですが、JESと同じ時代を生きていたんですね。ご縁を感じます。

横浜FC 三浦知良©YOKOHAMA FC

スポーツ選手も、エレベーターも“見えない”メンテナンスが重要

ジャパンエレベーターサービスホールディングス株式会社 代表取締役会長兼社長 CEO石田克史

ジャパンエレベーターサービスホールディングス株式会社
代表取締役会長兼社長 CEO

石田克史

1966年生まれ、東京都出身。独立系のエレベーターメンテナンス会社を経て、28歳のときに同社を設立。2015年に代表取締役会長兼社長、2017年に代表取締役会長兼社長CEO(現任)。

石田当社は、創業当時から「見えないからこそ手を抜かない」を社是のひとつとしてやってきました。その点はカズ選手のスタイルと重なるのではないでしょうか。例えば、身体のメンテナンスとか。

三浦知良そうですね。僕にとって身体のメンテナンスは一番重要なものです。身体を使うごと、年齢を重ねるごとにその大切さを痛感しています。しかし、トレーニングも含め、ゲームを見ている人からは見えない部分ですし、評価の対象にはなりません。

同じように、利用する人の命を預かっているエレベーターにとっても、人の目に見えない場所で行うメンテナンスは、本当に重要なものだとJICを拝見してよくわかりました。機械も人間と同じで、使用頻度や経年とともに衰えてくるでしょうから。メンテナンスをして、いかに長く使っていくか。そういう点では僕もエレベーターも同じですよね。

ジャパンエレベーターサービスホールディングス株式会社 代表取締役会長兼社長 CEO石田克史

ジャパンエレベーターサービスホールディングス株式会社
代表取締役会長兼社長 CEO
石田克史

1966年生まれ、東京都出身。独立系のエレベーターメンテナンス会社を経て、28歳のときに同社を設立。2015年に代表取締役会長兼社長、2017年に代表取締役会長兼社長CEO(現任)。

石田そうかもしれません。エレベーターは使いっぱなしのままだと10年くらいでダメになってしまいますが、しっかり機械的なメンテナンスしていけば25年くらいは現役でいられるんです。

三浦知良サッカー選手もそうです。どんなに優秀な選手であっても、身体を使い続けるだけでメンテナンスしなければ、現役選手としてプレーできるのは10年ほど。20歳でデビューしても30歳で引退です。ですが、ケアを怠らなかった選手は、そこからさらに10年延びる人もいるし、トータルで25年続けられる人もいます。

石田そういう点でいっても、カズ選手は51歳になった今も現役選手として活躍されていて、本当に素晴らしいです。

横浜FC 三浦知良

緊急時にどう素早く対応するかそれも重要な責任のひとつ

横浜FC 三浦知良©YOKOHAMA FC

三浦知良エレベーターに例えたら、イタリアの古い建物にある手動扉付きのエレベーターでしょうか。随時直しながら、大事に使っているという感じかな。日本にはもうないですよね(笑)。

石田銀座に1軒ぐらいあったかな(笑)。

三浦知良ありますか(笑)。僕がブラジルにいたときは、手動扉付きエレベーターがスタンダードでした。最初に扉があって、それを自分で開けてから乗る2段式。しかも、フロアの床と同じ高さに止まらないから段差があって危ない(笑)。

石田それも、急に動き出したりしてね(笑)。

三浦知良そうそう。そういう体験をすると、安全であることがいかに大切かを実感しますよね。

石田そうです。まずはそこが基本です。安全でなければメンテナンスをやっても意味がないですし、安全のためにメンテナンスをやるわけです。しかし、機械ですからどうしても故障は避けられません。また、昨今の異常気象により、いつ停電が起きるのかも予測がつきません。大切なのは、不具合が発生したり、災害が起きたときに、いかに素早い対応ができるかということ。それも私たちの責任なんです。

三浦知良世の中に壊れないものは存在しない。何が起きるかもわからない。それを前提として対策することはとても大切なことだと思います。

見る人・乗る人の信頼を得るため
日々のケアで万全を期する大切さ

「JES Innovation Center(通称JIC)」にて対談
2018年3月、「JES Innovation Center(通称JIC)」(埼玉県和光市)にて

石田もちろん、故障発生率を低減するために、出来うる限りの取り組みも行っています。古いエレベーターを新しいものにリニューアルすると故障率は低減されますが、さらに、その後の故障発生を抑えるには、やはり定期的なメンテナンスです。そこにおいては、創業当初から、方策も信条も、基本何も変わりません。

「JES Innovation Center(通称JIC)」にて対談
2018年3月、「JES Innovation Center(通称JIC)」(埼玉県和光市)にて

三浦知良僕の場合もそうです。年々、メンテナンスにかける時間を長くしたり、質を変えたり、新しいメニューを試みたり、いろいろな挑戦はしていますが、メンテナンスの内容そのものはそんなに大きな違いはありません。そして、先ほど石田さんがおっしゃったように、何か起きたとき“いかに素早い対応ができるか”。それも僕らと一緒なのでとても共感しますね。プレー中も、オフのときも、何か起きたら……と想定しながら危機管理していますから。

ですが、ケガをしたくないから何もしない、というわけにはいきません。それはエレベーターも同じですよね。故障させたくないからといって、ずっと1階に止まっているわけにはいかないはずです。つまりは、サッカーを見る人・エレベーターに乗る人がいるから僕もエレベーターも動く。そのためにメンテナンスをして万全を期するということなんだと思います。

石田まったく同感です。

三浦知良今日、エレベーターの仕組みや安全性のために努力されているところを拝見させていただき、改めて、信頼や信用の大事さ、それを得る大変さを感じました。「見えないからこそ手を抜かない」は、いつも自分自身に言い聞かせていることですし、これからもメンテナンスという自己鍛錬を積み重ね、僕を応援してくださる方々と信頼や信用を築ける人物でありたいと思いました。年齢やキャリアに関係なく、成長できるようこれからも努力していきます。今日は貴重な機会を与えていただき、ありがとうございました。

石田これからのご活躍も心から期待しています。ありがとうございました。

(2018年3月JICにて取材)